コラム

コルトーと或る女流ピアニストの繋がりについて

現在、研究も兼ねて、実はコルトーと或るピアニストに関わる著書を読んでおります。
その著名な邦人ピアニストは、幼少の頃よりフランスで過ごされ、生前は演奏家として、またとりわけ後進のに育成において大変力を注がれた方で、言わば戦後の日本のピアノ界を牽引された偉大な音楽家でした。
この様な方が、以外にも、コルトーのアシスタントであったピアニストの下で学ばれ、フレンチピアニズムの歴史を受け継いでおられたとは、私にとりましては少し驚きでした。

その女流ピアニストのお名前は、もう少し研究が進みましてから、改めて触れたいと思っております。
現在、音大で学ばれている学生さん方には、一世代前の余り聞き馴染みのないピアニストと思われるかもしれませんが、その方は現在でも日本を代表する、素晴らしいアーティストです。
コルトーを愛する自身にとって、その様なご略歴を知り、大変感慨深く、天国にいらっしゃるにも関わらず… 今でも大変お近くに居られる様にさえ感じました。

現代のサイエンスの進歩の恩恵を受けて、その方の演奏をお聴きする事が叶いました。
ドビュッシーでしたが、そのクリアで軽やかな音色、フレーズ感はまさに日本人離れした流麗としたものでありながら、なおかつ日本人独特の繊細な部分も兼ね備えられていて、実際にお聴きしたならば、もっともっと音の香りが感じられそうな大変美しい演奏でした。

公表されている記録がなかなか多くはなく苦労致しますが、これから少しずつ探し求めてゆき、研究を深める事が出来たらと考えております。

2015.02.08 20:15

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