コラム

「コルトーを偲ぶ会2022」が開催されました

本年は、命日よりより少し早い6月10日に、川棚の杜にて「コルトーを偲ぶ会」が行われ、関係者が出席しました。
コルトーは川棚での夢を果たせぬまま、この世を去りましたが、「晩年を下関の厚島で暮らしたい」という希望には、彼のどの様な思いが込められていたのか、そんな事を考えつつ、ひとときを過ごしました。
当日は、献花の他、下関市在住のピアニスト、亜美・ロジェさんの演奏が行われ、コルトーが愛したサクランボとレモンティーを頂きながら、皆でこの偉大な芸術家を偲びました。

人の魂は自由に移動できますから、コロナの制約を受ける事なく、コルトーの魂が「偲ぶ会」ではもちろんの事、フランスから極東のこの地へ、時折帰ってきているのかもしれません。
もし本当にそうだとすれば光栄な事ですが、ならばより上質な音楽を提供できる場となれる様、コルトーホールの更なる発展を願うばかりです。

2022.06.21 23:05

新着コラム

2025.01.03
謹賀新年
2024.12.31
人の生が問われているものとは
2024.11.30
日本語は難しい
2024.10.31
時は金なり?
2024.09.30
美しい声を求めて

バックナンバー