コラム

謹賀新年~考えるとは何かを考えてみる~

新年明けましておめでとうございます。

大晦日に時計の針が午前零時を指し、元日を迎えると、何か周りの空気がふっと澄んだ様に感じられて、心の中も良い意味でクリアになる感覚を十代の頃より持っていました。
さて今年は、新しく何をしてみようかしら…? と、いつも慎重な自身に、いささか前向きなチャレンジ精神を与えてくれる瞬間です。

日々、インターネットを始めとするメディアから得る情報は膨大で、玉石混交、しかし何を拾って何を捨てるべきか、選択をする時間と心の余裕もなく、気が付けば無意識のうちに様々な情報にまみれる中で、私達は暮らしています。
情報がまるでウイルスか何かの如く、勝手に侵入してくる様にさえ思われる事もあります。
或る事柄や物について考えを巡らせる、深く思考するという行いが、現代にあっては、全ての人々にとり、恐らく希薄になっているのだろうと感じます。
決して、考える事を必要としないのではありません。
情報過多にあり、考えるというアクションを起こす力が、もはや沸かないと言うのが真実かもしれません。

「人間はひとくきの葦である。自然の中で最も弱いものである。だが、それは考える葦である。」
これは、フランスの哲学者パスカルの有名な言葉ですが、人間は“考える”行いの中に尊厳があり、“考えられる”からこそ人間であるべきだと言う事が出来ます。

立ち止まって、ふと思考のひとときを夫々にご自身で作って頂く、本年はその様なコラムを皆様にお届けする事が叶いましたらと願っております。
そして、私の拙い「考え」を多くの方々とシェアさせて頂けるならば、是非ともご意見等をお寄せ下さいましたら心より幸いです。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

塩見 貴子

2019.01.03 23:35

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