コラム

謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。

皆様におかれましては、美しく清々しい気持ちで、新しい年を迎えられた事と存じます。
元日には、自宅近くの神社へ初詣に訪れましたが、既に多くの参拝者が見られ、アフター・コロナとして、人々が日常を取り戻しつつある光景を目の当たりにしました。
こうして神聖な場所の空気を吸うと、心身が芯から浄められるのを感じ、新しい活力を頂く事ができます。

以前より、コンサートや研究のプロジェクトを幾つか立ち上げておりましたが、それらは対面式で行うものであり、コロナ禍においては前に進める事が難しい状況にありました。
本年はぜひとも実現に向けて動き出せる様、心より願いたく思っております。

そして、もう決して若くはない脳を少しでも活性化するためにも、何か新しい事に挑戦しなくては… と意気込んではみますが、ラテン語の習得や、マインドフルネス、本格的なフラワーアレンジメント等々、関心は多くあるものの、実際に行動に移すのは容易ではありません。
ヒポクラテスの名言「vita brevis, ars longa(人生は短く、芸術(医術)は長い)」は、人生老いやすく学成り難し、と意味を捉えるのがおそらく妥当であると考えられますが、いつか勉強しようと思っているうちに、あっと言う間に時間ばかりが過ぎ去ってしまうのですね…。

とにかく、仕事のプロジェクトにしましても、また趣味の領域に関わる事にしましても、これまで通り「festina lente(ゆっくりと急げ)」のマインドを保ちながら、日々を過ごしてまいりたいと思っております。
本年も、皆様の温かい応援を、どうぞ宜しくお願い申し上げます!

塩見 貴子

2023.01.02 23:35

新着コラム

2024.05.31
「コルトーを偲ぶ会2024~アルフレッド・コルトー没後62年~」
2024.04.28
多様性の時代に相応しい日本食
2024.03.30
謎解きの魅力とは
2024.02.29
「第13回川棚・コルトー音楽祭」開催のお知らせ
2024.01.05
謹賀新年

バックナンバー